飛行機訓練

我々の独自の訓練哲学とプログラムは、優秀なパイロットを育成するために必要な知識や技術と共に、航空機を安全に運航するために必要なコミュニケーション・リーダーシップ・意思決定の能力を養うCRM(クルー・リソース・マネジメント)に重点に置いています。

自家用操縦士免許(PPL)

Private Pilot License

自家用操縦士免許はパイロットになるための第一歩です。

日中の有視界飛行方式(VFR)のみで、レジャー目的などの無償の運航に限られます。

夜間飛行・多発限定変更・計器飛行・水上機・山岳飛行・雲上飛行を免許に追加することができます。

国際民間航空機関(ICAO)加盟国の自家用操縦士免許に書き換えが可能です。

取得条件

  • 17歳以上
  • 航空身体検査合格(カテゴリー1または3)
  • 総飛行時間 最低45時間
  • 地上座学40時間
  • カナダ運輸省のPPL筆記試験と実技試験の合格

事業用操縦士免許(CPL)

Commercial Pilot License

事業用操縦士免許はチャーター会社やエアラインでキャリアをスタートさせるための第一歩で、プロパイロットを目指す方には必須の資格です。夜間飛行・多発限定変更・計器飛行証明を免許に追加することができます。一般的に免許取得後は、飛行経験を積んでエアラインパイロットになるために、フライトインストラクターの資格取得を目指します。カナダで訓練を受ける最大のメリットは、2年以上の事業用パイロットコースを修了すると3年間の就労ビザが取得できます。

前提条件
自家用操縦士免許

取得条件

  • 18歳以上
  • 航空身体検査(カテゴリー1)
  • 総飛行時間 200時間 (うち100時間の機長時間)
  • 地上座学80時間
  • カナダ運輸省のCPL筆記試と実技試験の合格

多発限定変更

複数のエンジンを搭載した飛行機を操縦するために必要な資格です。

単発エンジンの飛行機よりも対気速度や性能が大きく異なり、操縦もより複雑になります。自家用操縦士や事業用操縦士の免許に追加することができます。

前提条件
自家用操縦士免許または事業用操縦士免許

取得条件

  • カナダ運輸省による最低飛行訓練時間の規定はありません。
  • 筆記試験はありません。

計器飛行証明

Instrument Rating

計器気象状態(IMC)のような悪天候の中を計器だけを頼りに姿勢、高度、位置コースを決定し、目的地まで安全に飛行できることを証明するものです。エアラインパイロットになるために必要な資格です。

前提条件
自家用操縦士または事業用操縦士免許

取得条件

  • 機長として50時間の野外飛行
  • 40時間の計器飛行(うち最大20時間はシュミレーターでも可能)
  • 模擬または実際のIMC条件下で、最低100マイル(185km)のIFRクロスカントリー   フライト1回、IFRフライトプランに従い、異なる2箇所での計器によるミニマムアプローチを含むフライト
  • カナダ運輸省の筆記試験と実技試験の合格